PHOTO-KIZUNA PROJECT
宮城県山元町役場に手つかずの状態で保管されている写真。
海水や泥がついた状態でバクテリアやダニによる腐食が進んでいる。
● PHOTO-KIZUNA PROJECTとは
2011年3月11日の震災以来、多くの方々が支援やボランティアとして被災地の方々と共に復興に向けて努力をしています。
自分に出来ることは何か。
これは被災地以外の日本に住む誰もが自問自答したことではないでしょうか。
実は、被災地には救助の際に見つかったアルバムや写真が大量に保管されています。しかし日々の復興活動が優先されることから、現地では写真のことまで手が回らないという現実があります。各自治体で写真の保管はしていますが、刻一刻と海水と泥の為に、写真が色を失い消えていきつつあります。
一つの事例ですが、宮城県山元町は人口2万人、保管写真約12万枚。そのうち洗浄済み写真が2万枚、残り10万枚が手つかずの状態です。
写真・映像関係の仕事に携わる私たちにとっても、家族の写真や街の思い出が消えてしまうことはとても残念なこと。今こそ、私たちの技術や時間を提供する良い機会だと感じています。被害に遭われた写真が大量に保管されていることから、皆で協力して、写真の洗浄(又はスキャン、修正、保存)をすることで、被災者の方々の貴重な写真が少しでも多く残せるのではないかと考え、活動しています。
このプロジェクトに関するお問い合わせ、またご協力下さる方は、以下のサイトで詳細をご確認下さい。
2011年7月 SHOOTING編集長 坂田大作
- ■ PHOTO-KIZUNA PROJECT
- http://photo-kizuna-project.blogspot.jp/
- ■ メールアドレス
- photo.kizuna.th@gmail.com