SHOOTING編集長の坂田です。2018年5月9日「Profoto A1 体験会」へ参加してきました。
「ハウススタジオ内で、Profoto A1を使って4種類の撮影を体験する」というもの。

自分が所有しているカメラを使うことで、よりリアルにA1の操作性や光質、連続発光等を体感できました。
この日私が持参したカメラはCanon EOS 5D Mark3、レンズはEF50mm F1.4 USMです。


1Studioでは、ストロボをアクセントで使っていきます。モデルの左サイドから1灯、ワイヤレスで発光させます。
Model:小野あかね(Ma-spanky)


こちらは、両サイドの窓からの自然光のみで撮影。小雨が降る当日は、拡散した光が室内に入り少ししっとりとした印象です。


左サイドから1灯発光させるだけでモデルの左サイドにハイライトが入ります。光を受けることで、より被写体に視線が誘導されます。ドーム型のアタッチメントを付けて、さらにバウンスさせているため光質はやわらかいです。


マニュアルで背景の露出を落とすことで、より印象深い写真になります(右サイドにレフをいれたいですね)。

2Studioでは、連続発光の撮影をしました。
セッティングは、A1を正面(やや右)と右サイドに配置し、左バックからB1X+マグナムリフレクターを1灯照射。
モデルはパフォーマンスグループ「ORIENTARHYTHM」のEikoさん。


A1の出力はフル発光ではなく中間あたり。カメラを連写モード(JPEGのみ)にして撮影。2〜4秒シャッターを切り続けてもコマ落ちすることなくシンクロしてきます。


閃光時間が速いので着物の裾までバッチリ止まっています。

3Studioは日中シンクロの部屋。外は雨でどんよりとした天候です。


まず屋外(背景)の露出を決めます。
Model:高取祐司


Air-TTLは、1クリックでマニュアルにしながらTTLで測定した露出データがそのままイキるので、そこから+(プラス)ー(マイナス)していけば、自分のイメージした光量に簡単に近づけられます。


最初は「アンブレラ+ディフューザー」にしていましたが、背景がもっと明るい場合はアタッチメントを使わず、直射で当てることもあります。A1の場合は発光部が丸いため、被写体に近づけて発光しても光は円上に広がるのでキレイです。


4Studioは逆光の撮影。


A1をモデルのバックから直射します。
Model:木村季三子(プロモデルスタジオ)

20180509_13.JPG
髪や肩のラインにハイライトが入り、まわった光がモデルの正面にあたることでやわらかい光になります。



ファインダーを覗きながらモデルと発光部の位置を変えていくと、入射角の影響でうまくフレアが入ってくれました。

自分のカメラで撮ることで、よりリアルにA1の性能を体験できました。オンフラッシュとしても使えるので、まだストロボを持っていない方は、A1を導入することで写真表現の幅が広がるでしょう。

Profoto A1:製品情報
http://shooting-mag.jp/products/lighting/01437.html