「デジコン」がなくなる日

January 21, 2016

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みなさんは、「デジコン」や「コンセ」という言葉をご存知でしょうか。出版や印刷に携わる方には馴染みの用語だと思います。

出版物のようなページ数の多い本を印刷する際に、本機校正がベストですが、コストを抑えるために多用されています。

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コニカミノルタが、「Digital Konsensus Pro」機器の販売終了を発表したのが数年前。
参照:
http://www.konicaminolta.jp/business/products/graphic/proofer/digital_kon_pro/index.html
別機種(Digital Konsensus Premium)は販売されているようですが、ペーパーの原材料高の影響?もありデジコンでの色校は減っていくと思われます。

今後はインクジェット出力等のDDCP「Direct Digital Color Proofing(ダイレクト・デジタル・カラー・プルーフィング)」に、置き換わっていきます(導入・稼働している所もあるでしょう)。

コニカミノルタも、インクジェットプルーフを推奨していると思われます。
参照:インクジェットプルーフ コントローラー「Falbard AQUA」。
http://www.konicaminolta.jp/business/products/graphic/proofer/falbard_aqua/index.html

気になるのは、印刷を前提とした色域の色再現、紙質、コスト、時間です。

昨年11月に「MdNフォトグラファー+レタッチャーファイル2016」を企画・販売しました。
参照:
http://www.amazon.co.jp/dp/4844365541/

このMOOKは576ページあり、すべてのページで色校(デジコン)を出してチェックしています。色が命の本なので、色校を出さないで、一発入稿責了は考えられません。

コストが上がれば、制作費原価が上がり、本の価格にも影響します。安くて品質がよければいいのですが、今後どうなるのか、推移を見守りたいと思います。

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