- Photographer
伊藤之一
- 2014.06.30
フッと訪れた少し遠めの散歩道。日々のサークルから離れながら戻りながら光を拾い集めている。1:1のフレームの中、光のバランスを感じながら。
夏の終わりに訪れた軽井沢のショップのウインドー。店のプレートでも貼ってあったのか。空っぽの店内、白い貼り後がフレームの様に残されていた。
新たにフレームに入ってくる光に期待しながらの一枚。
旅より戻って築地の寿司屋の壁。突如作られた駐車場が不思議な光を魅せてくれる。
雪残る安曇の一日。スッキリとした晴天に雪解けが進む。雪の写真は撮れなかったけど一足先に春を感じた。
その椅子に腰掛けてみたいような見るだけで十分なような、東尋坊の椅子。
海は荒れ模様であった。
長旅の疲れを癒している船に東京湾で出会う。インドよりやって来たようだ。港でふらつきながらその船の横顔に航海の波に数を感じる。
カメラを携えての独歩は淡々と自分の撮影サイクルの一部になりながら進行中。縦横なしの考えなしで光を感じるまま更に進行中。
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http://old.shooting-mag.jp/aps/yukikazuito/
伊藤之一 - Photographer
1966年愛知県生まれ。1991年日本大学芸術学部写真学科卒業 2000年博報堂フォトクリエイティブを経て、伊藤写真事務所設立。広告写真制作を主軸に、自主制作を継続的に発表している。主な写真展に「入り口」銀座ニコンサロン「雨が、アスファルト」エプサイト「隠れ里へ the invisible scene」RING CUBEがある。主な写真集に「入り口」「雨が、アスファルト」「ハレ」「電車カメラ」(ともにWALL刊)がある。今夏より「1:1」のタイトルで光の誘いをテーマに連続展を行なっている。
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- 2015.02.27光遊カメラ vol.7 光色めく
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