キヤノンは、CINEMA EOS SYSTEMの新製品として高画質と基本性能を兼ね備えた小型・軽量なHDビデオカメラ「EOS C100 Mark II」発売する。

EOS C100 Mark IIは、EOS C100(2012年11月発売)の後継機種。
高画質であると同時に、幅広いユーザーニーズに応える基本性能の向上を実現。さらに、小型・軽量ボディと高い操作性により、多様な撮影スタイルに対応する。

●主な特長
1.豊かな映像表現を可能にする高画質
・CINEMA EOS SYSTEMのカメラとして初めて、映像処理プラットフォーム「DIGIC DV 4」を搭載。偽色やモアレ、ジャギーの発生を抑え、高感度撮影時にはノイズを大幅に低減した高画質な映像を実現。
・ 映画業界の標準であるスーパー35mm相当サイズのCMOSセンサー(有効画素数約829万画素)を搭載し、ボケ味を生かした映像表現が可能。
・ 1画素あたりの面積が大きく、高い受光性能と高感度・低ノイズを実現。
・ 「EOS C100」と同様、広いダイナミックレンジを実現する「Canon Log」と「ワイドDR」ガンマの採用により、なめらかな階調と白とび・黒つぶれを抑えた撮影を実現。
・ 感度拡張時には最高ISO102400までの高感度撮影が可能。
 
2.幅広いユーザーのニーズに応える基本性能
・ デュアルピクセルCMOS AF技術の採用により、EFレンズを用いてコンティニュアスAFが可能。
・ AVCHD/MP4で59.94P/50.00Pの動画記録が可能。動きの速い被写体も滑らかな映像で記録可能。また最大40%のスロー撮影にも対応。
・ AVCHD/MP4の同時記録が可能。さらに常時記録機能の搭載により、カメラ本体での「スタート・ストップ」操作にかかわらず、常時記録設定時間中の全ての映像をバックアップとしてAVCHDで記録可能。
・ 「PUSH AUTO IRIS」ボタンと「ONE-SHOT AF」ボタンを搭載し、ワンタッチで自動的にアイリスとピント合わせの調整が可能。
・ ダイヤル切り替え式手動NDフィルター内蔵。
・ HDMIコネクターにロック機能を搭載。ロック機能付きケーブルとの組み合わせで、本体とHDMIケーブルの接触不良やぐらつきを防止。
・ HDMIから外部モニターに映像を表示する際にCanon Log LUTを適用することで、映像をRec.709ガンマやワイドDRガンマに変換可能。撮影現場で最終映像に近い映像を確認可能。
・ 無線ネットワーク機能を拡充。スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を使用してWEBブラウザーからカメラの遠隔操作が可能な「Browser Remote」や、カメラ本体から、設定したFTPサーバーへ直接映像ファイルを転送できる「FTPファイル転送」など、さまざまなネットワーク機能を利用可能。
 
3.さまざまな撮影スタイルに対応する小型・軽量ボディと高い操作性
・ ビューファインダーには、「EOS C300/EOS C300 PL」(2012年1月発売)でも使用されている大型のアイカップを装着可能。
ハンドルユニットを外すと上方へ最大68度のチルト操作が可能なため、ローアングルでの撮影時もビューファインダーを用いた映像確認が可能。さらに、0.45型パネルの採用により「EOS C300」同等の広い視野角を実現し、従来機種に比べて視認性が向上。
・ キヤノンのデジタル一眼レフカメラEOSシリーズのアクセサリーであるGPSレシーバー「GP-E2」(別売)に対応。映像とともに位置情報や時間情報などを記録することで編集作業を簡易化できる。

大きさ:(幅×高さ×奥行き)約 188×280×334mm
重さ:本体のみ約1,125g(アイカップ、及びサムレストなし)グリップ装着時 約1,590g
発売:2014年12月下旬
価格:オープン価格

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  閉じた状態

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  180度開いた状態

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  270度開いた状態