ライカカメラジャパンは、レンジファインダーカメラシステム「ライカM システム」の最新モデル「ライカM-D (Typ 262)」を発売した。

これにより、Mシステムのデジタルレンジファインダーカメラの現行ラインアップは、「ライカM (Typ 240)」「ライカM-P (Typ 240)」「ライカM (Typ 262)」「ライカM モノクローム (Typ 246)」と合わせて計5機種となる。

「ライカ M-D(Typ 262)」は、デジタルカメラには必ず搭載されている背面の液晶ディスプレイを排除したデジタルレンジファインダーカメラ。

通常モデルのM型デジタルカメラで液晶ディスプレイ非搭載という仕様は初めて。液晶ディスプレイがある本体の背面には、写真撮影には欠かせない機能のひとつでもあるISO感度設定ダイヤルを装備している。

写真撮影に必須な本質的な要素のみを厳選し、その他の機能はすべて意図的に排除。そのため、「ライカM-D」で設定できるのは、シャッタースピード、絞り値、ISO 感度という必要最低限の設定項目のみ。

仕様については、通常モデルの「ライカM (Typ 262)」をベースにしている。撮像素子には、他のM型デジタルカメラの現行機種と同様に、2400万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを採用している。
画像の記録形式はDNG(RAW)形式のみを採用。撮影後には画像処理ソフトを使って、デジタル処理を行うことが可能。なお動画撮影機能やライブビュー機能は搭載していない。
 
●主な仕様
記録画素数:5976×3992画素 (2400万画素)
画像データ形式:DNG™(RAW)、圧縮あり(ロスレス圧縮)
ISO:200〜6400
ファインダー:大型ブライトフレームファインダー パララックス自動補正機能付き
ファインダー倍率:0.68倍
大きさ:約138.6×80×42mm(幅×高さ×奥行)
重さ:約720g(バッテリー含む)
発売日:2016年5月27日
価格:ライカストア価格/874,800円(税込)