ライカカメラ社は、新たな基準を打ち立てるレンジファインダー式デジタルカメラ「ライカM10」を発売する。

「ライカM10」の主要なコンポーネントとして挙げられるのが、このカメラのために特別に開発された2400万画素のフルサイズCMOSセンサー。

このセンサーにより、描写性能に関係する全パラメーターが著しく向上。ダイナミックレンジ、コントラストの再現性、シャープネスと分解能が特に卓越している。

独自のマイクロレンズ構造を採用したことで非常に大きな開口が可能になり、光が斜めからセンサーに入射してもフォトダイオードで正確に捉えることができ、前モデルより性能を向上させた。

センサーのカバーガラスはIR カットフィルターとして機能し、差し込む光の好ましくない反射を複数のガラスレイヤーで防いでいる。さらに、ローパスフィルターがないことできわめてシャープな描写を実現し、特に広角レンズや明るいレンズを使用する場合に卓越した描写力を発揮する。

●主な仕様
記録画素数:5976×3992画素 (2400万画素)
画像データ形式:DNG™(RAW)、圧縮あり(ロスレス圧縮)、JPEG
ISO:100〜50000
ファインダー:大型ブライトフレームファインダー パララックス自動補正機能付き
ファインダー倍率:0.73倍
大きさ:約139×80×38.5mm(幅×高さ×奥行)
重さ:約660g(バッテリー含む)

発売日:2017年2月(予定)
価格:85万円(税別)