フェーズワンジャパンは、RAW 現像・イメージ編集ソフトウェアの新バージョン「Capture One 11」をリリースした。
Capture One 11では部分調整レイヤーが大幅に改善され、これまで部分調整で利用できる調整ツールは限られていたが、すべての調整ツールが利用可能になった。

画像に注釈を付けることができるようになり、手書きのメモや画像を直接画像に追加することができ、PSDファイルのレイヤーとして現像・エクスポートすることができる。この機能は、共同で画像処理を行うワークフローに役立つ。

●主な新機能
部分調整レイヤー:
マスキングツールがさらに改良され、新機能が追加。マスクを描画後に境界をぼかしたり、レイヤーの不透明度で効果を調整することが可能。部分調整で利用可能なツールが追加され、マスキングのパフォーマンスも向上。
 ・レイヤー不透明度
 ・フェザーマスク(マスクの境界を外側にぼかす)
 ・リファインマスク(マスクの境界を内側にぼかす)
 ・グレースケールマスク(マスクのみをグレー表示)

効率的なワークフロー:
注釈やオーバーレイとして追加した画像をPhotoshop PSDファイルのレイヤーとして書き出すことが可能。 クロップ情報をPSDファイルに書き出し時にパスとして追加することができるので、後でレタッチする場合にフルイメージから編集することができる。また、ウォーターマークもPSDファイルのレイヤーとして書き出すことができる。
 ・注釈を PSDレイヤーに書き出し
 ・オーバーレイを PSDレイヤーに書き出し
 ・クロップを PSDパスに書き出し
 ・ウォーターマークをPSDに書き出し

パフォーマンス向上:
カラーリードアウトツールでは LABモードでが使用可能。カタログのパフォーマンスが向上し、快適な操作が可能。
 •編集速度向上
 •インポートの重複チェック
 •色の改善
 •LABリードアウト
 •カタログの改善

カメラサポート機種:
http://www.phaseone.com/supported-cameras

購入方法・価格:
Phase Oneオンラインストア(http://www.phaseone.com/store
Phase One認定パートナー(http://www.phaseone.com/partners
Capture One 11の購入は、ライセンス購入、またはサブスクリプション契約のいずれかを選択する。

Capture One Pro 9または10のユーザーは16,700円(税別)でCapture One Pro 11にアップグレード可能。
新規ユーザーは39,100円(税別)でライセンス購入が可能。サブスクリプション契約ユーザーはCapture One Pro 11を利用可能。

アップグレード猶予期間:
2017年10月31日からCapture One Pro 10またはCapture One Pro Sony 10を購入していた場合は、アップグレード猶予期間としてそのままのライセンスキーで Capture One Pro 11がすぐに利用可能。
 
CO11_Mac_05.jpg