ライカカメラジャパンは、レンジファインダーカメラ「ライカMシステム」のレンズラインアップを拡充する新レンズ「ライカ タンバールM f2.2/90mm」を発表した。

「ライカ タンバールM f2.2/90mm」は、1935年に製造されたタンバールの復刻版で、独特のソフトフォーカス効果とボケ味などの光学設計をそのままに、現代的なデザインにアップデートした。

新しい「ライカ タンバールM f2.2/90mm」は、オリジナルレンズとほぼ変わらない光学設計と特性を受け継ぐ。唯一異なるのは3群4枚のレンズで、環境による影響や腐食から保護するためレンズの表面にシングルコーティングを採用。20枚の絞り羽根によって、完璧な円形をした独特のボケ味を生みだす。

復刻版「ライカ タンバールM f2.2/90mm」は、オリジナルレンズと同様のレンズ構成およびブラックペイント仕上げと赤と白2色の絞りの刻印を採用。これらにわずかな変更を加えて、現代的なMレンズにふさわしいミニマムなデザイン水準を満たした。

●主な仕様
レンズ構成:3群4枚
撮影距離:1m~∞
最短撮影範囲:約215x322mm(35mm判:24x36mm)
最大撮影倍率:1:9.0
絞り設定:f2.2~2.6またはf9~25(白の値:センタースポットフィルター使用)
     f2.3~6.3(赤の値:センタースポットフィルターなし)
最小絞り:f22
バヨネット:ライカMクイックチェンジバヨネット、デジタルMモデル用6ビットコード付き
フィルターマウント:E49(センタースポットフィルター付属)
長さ:約90/110mm(先端からバヨネットマウントまで)
最大径:約57mm
重さ:約500g

発売日:2017年11月予定
価格:未定