横須賀功光展「光と裸体」が、EMON PHOTO GALLERYで開催される。

本展は、横須賀功光の初期プライベートワークを集めた展覧会。

紹介文
横須賀功光 Noriaki Yokosuka (1937-2003) 横浜生まれ、日大芸術学部写真学卒。学生時代から資生堂の仕事を手掛けて頭角を現し、卒業後はフリーとなって活躍。資生堂のポスターは次々と反響を呼んで瞬く間に広告写真の金字塔を打ち立て、その後も飛ぶ鳥を落とす勢いでファッションフォト、シリアスフォトを先駆していきました。「俺がはじめて嫉妬した写真家だった」と当時電通にいた荒木経惟氏が言うように、誰も真似ができない写真を撮る早熟の天才だったのです。

華々しい広告の世界で名声を上げ羨望されたのは、次元を超えて写真と向き合おうとする横須賀の執念に他なりません。特に、光と肉体について横須賀は魔術的と言えるほど関心があったことは、彼が残した数多くのプライベートワークで知ることができるのです。肉体への執着、光の探求、またソラリゼーションを駆使した技法など、その実験的な写真行為は広く公開されることなく、氏が世を去るまで続けられました。今展では、1964年から72年にかけて制作されたシリーズ作品を中心に、初期作品Shafts『射』 、Optics『檻』他から選りすぐり、当時焼かれたオリジナルプリントを交えて紹介致します。

展示会風景


Caves 壁 1972 ⒸNoriaki Yokosuka


A Case of Exposure 光銀事件 1989


Optics 檻 1969
 

展示会情報

EMON PHOTO GALLERY
http://www.emoninc.com/

ギャラリー名
EMON PHOTO GALLERY
住所
東京都港区南麻布5-11-12 TOGO Bld,.B1
開館時間
11:00〜19:00(土曜日は18:00まで)
日・月・祝休廊(5/5・6は臨時開廊)
アクセス
営団地下鉄日比谷線広尾駅1番3番出口 
徒歩3分