フォトグラファーの小野田陽一が陶芸家・寺村光輔を撮影した写真展「土と光 - 益子と器と写真の展示 -」が、BOOK AND SONS 1F ギャラリースペースで開催される。

紹介文
古くから陶芸の町として栄えてきた栃木県益子町。この地に窯を築き、伝統を守りながら新たな挑戦を続ける陶芸家・寺村光輔氏の姿を写した作品『土と光』の写真展を開催いたします。およそ1年に渡り寺村氏の姿を撮り続けたのは、雑誌や広告等で活躍する写真家・小野田陽一氏。ひたむきに器と向き合う寺村氏と益子の四季折々の風景を捉えた写真が、静かで穏やかな時間を紡ぎます。
今回の展示では、寺村氏が制作した器を30点ほど販売いたします。寺村氏の器は益子の土と自然由来の素材を原料とし、温かみを感じる佇まいが多くの人気を集めています。使い手に寄り添うことに最もこだわり生み出された器は、料理を盛ることではじめて完成形となります。ぜひお気に入りの一枚を食卓に迎えてみてはいかがでしょうか。
また、『土と光』の写真集の販売も行います。デザインを手がけたのは、今注目のデザインスタジオampersands(アンパサンズ)。器と写真の美しい青みを生かした印刷、紙の質感、そして表紙の細部に至るまでこだわりを持ってデザインされ、益子の息づかいを感じるような一冊です。
展示初日の3月17日は、どなたでもご参加いただけるレセプションを開催。翌日3月18日には高い製本技術を持つ"美篶堂"の製本ワークショップを開催いたします。今回は製本に加え、『土と光』特別企画としてampersandsデザインの箔押し体験が付きます。内表紙には写真家・小野田陽一氏の写真も選べ、通常の製本ワークショップとは一味違う内容となっています。みなさまぜひふるってご参加ください(要事前申込)。
 
寺村光輔
1981年 東京都生まれ。法政大学を卒業後、益子で若林健吾に陶芸を学ぶ。2008年、益子町大郷戸に築窯し独立。砂気と鉄分を多く含む益子の土と、身近にある自然の素材を基に、温かみのある器を生み出す。使い手に寄り添うことを第一に考え作られる寺村の器は、料理を盛ることで完成するという。

小野田陽一
1982年 神奈川生まれ。文化出版局写真部に勤務後、泊昭雄氏に師事。2011年からフリーランスとして活動を開始する。雑誌や広告を中心に活躍する傍ら自らの作品制作も行い、展示や写真集の発行などにも精力的に取り組む。主なクライアントに、資生堂、JR 東日本、Panasonic、無印良品、LAWSON など。写真集に『LURK IN THE GRE EN』『S EE』。

amp ersands アンパサンズ
アートディレクターの飛嶋由馬と中村圭佑が2012年に設立したデザインスタジオ。記号の&(and)を表す"Ampersand"が社名の由来であり、人[と]プロジェクトをデザインでつなぎ、コミュニケーションから派生するクリエイティブなアプローチを追求している。雑誌や写真集などのトータルディレクションから、ファッションカタログやウェブデザインなど多岐にわたる仕事を手がける。
 

展示会風景


『土と光』写真集も販売。


 

展示会情報

BOOK AND SONS
http://bookandsons.com/

ギャラリー名
BOOK AND SONS
住所
東京都目黒区鷹番2-13-3
キャトル鷹番
開館時間
12:00〜19:00 
水曜休 入場無料
アクセス
東急東横線 学芸大学駅 徒歩約3分