「柿崎真子展|アオノニマス 廻」が、POETIC SCAPEで開催されている。

紹介文
柿崎は生まれ育った青森の地を長年撮り続けてきました。しかしその写真は『青森』という、人間が名付けた地名で表面的に理解されることを拒みます。むしろ匿名性を帯びた土地は、見る者により根源的な向き合い方を求めてきます。(作品タイトルの『アオノニマス』は『アオモリ+アノニマス』の造語)
「土地の声を聞き、土地の細胞の写真を撮りたい」と語る柿崎にとって、青森の風景とは、我々の「見る、眺める」対象ではなく、「対峙し対話する」存在です。柿崎は撮影を通じ、青森の土地の中に太古から根付く命を感じ取ろうとします。そして同じく青森に生まれた自分との間で共有していると信じる何かを、写真によって確認しようと試みているのです。

柿崎真子
1977年青森県青森市生まれ。秋田大学教育学部卒業後、東京綜合写真専門学校にて写真を学ぶ。近年の主な個展に、ヴィジョン・オブ・アオモリvol.16『アオノニマス 潜』国際芸術センター青森/青森(2018年),『アオノニマス 界』馬車道大津ギャラリー/神奈川(2015年)など。他グループ展参加多数。私家版にて『アオノニマス 肺』(2013年)、『アオノニマス 雪』2012年)を発表、この度、同シリーズの集大成として『アオノニマス 廻』を蒼穹舎より刊行する。
http://kakizaki-photo.com/

展示会風景

展示会情報

POETIC SCAPE
http://www.poetic-scape.com/#top

ギャラリー名
POETIC SCAPE
住所
東京都目黒区中目黒4-4-10 1F
開館時間
木~土 13:00〜19:00|日 13:00〜18:00|水 16:00〜22:00
(月・火休)
アクセス
東京メトロ 中目黒駅 徒歩11分
渋谷駅 バス20分 東急バス渋41系統中目黒駅・大鳥神社経由に乗り目黒警察署前で下車。