デザイナーおよびアーティストとして活動している森田恭通さんの写真展「Yasumichi Morita Photo Art Works」として、ライカギャラリー東京で「Porcelain Nude」、ライカギャラリー京都で「billion」が同時開催される。

紹介文
ライカギャラリー東京では、森田が「世界に無限に存在するアール(曲線)の中で、もっとも美しい」と語る、女性の身体のラインを独自の視点で切り撮った作品 "Porcelain Nude" と 新作のシリーズ "Black Flower" で構成され、ライカギャラリー京都では、自身がデザインを手がけた銀行内の特別な空間で10億円の紙幣を構造物や模様に見立てて撮影した作品 "billion" を展示いたします。
いずれの作品にも共通するように、森田は被写体の光と影を重要視し、美しさとはスポットが当たっている明るい部分だけではなく、それを引き立たせる影の部分にもあると考えています。アングルとライティングにこだわり、影の部分を強調することによって奥行きやメリハリを生み出し、独特の世界を描き出しています。

■ ライカギャラリー京都 (ライカ京都店2F)
タイトル:Yasumichi Morita Photo Art Works"billion"
住所:京都市東山区祇園町南側570-120
期間:2018年1月20日〜 4月5日

billion ステートメント
"本物"の札束を積み重ねていくと、その"本物"が価値を失っていく。
目の前に積み重ねられた紙の束によって、ほとんどあらゆるものが手に入ってしまうはずなのに。
ひとつ10,000,000 円の束は「わずか5 分でリアリティを失ってしまう」と森田は言う。
翻って、写し出されているのは人間の浅はかさではないか。
価値を剥ぎ取られた1,000,000,000 円は幾重にも積み上げられ、
東京のビル群のように、あるいは重厚な壁面のように、見る者によって表情を変える。
数の羅列でしかなくなった紙の束が問いかけてくる。

森田恭通
1967年大阪生まれ。GLAMOROUS co.,ltd.代表。インテリアに限らず、グラフィックやプロダクトといった幅広い創作活動を行なっている。また、アーティストとしても積極的に活動しており、2015年より写真展「Porcelain Nude」をパリで継続して開催している。
http://yasumichimorita.com/ja/
 

展示会風景


ライカギャラリー東京 代表作品 © Yasumichi Morita


ライカギャラリー京都 代表作品 © Yasumichi Morita

 

展示会情報

ライカギャラリー東京
https://jp.leica-camera.com/

ギャラリー名
ライカギャラリー東京
住所
東京都中央区銀座6-4-1
東海堂銀座ビル2階
開館時間
11:00-19:00 月休
アクセス
東京メトロ銀座線 銀座駅徒歩3分