東野翠れん 写真展「Pendant 1957-2018」が、VACANTで開催される。

紹介文
15歳の頃より、モデルや文筆家、そして写真家として活動してきた東野翠れんの、写真集としては実に13年ぶりとなる新作『Pendant 1957-2018』の出版、そして同名の展覧会を開催致します。フランス語で〈〜の間〉を意味する"Pendant(パンダン)"という言葉には、これまで写真における「光」を意識して撮影を続けていた東野が、自身の出産を経てからの約6年間に撮影した写真を通じて、初めて実感した「時間の連なり」への想いが込められています。そして亡くなったイスラエル人の祖父の遺品から見つけた、約60年前に祖父によって撮られた写真との出会いが、作家自身の気付きをさらに拡張し、半世紀を超える時間の連なりとなって、ひとつの作品として結実することになりました。

ステートメント
「過去の痛み、歴史の重み、個人の傷跡ではない写真。ではなにを撮っているのかということを考えると、それは〈ちょっと先の未来におく写真〉ー 平和な世界がどんなところなのか、自分が忘れないためにも、いま目の前に見える一瞬の静けさ、光、その平安な時間を、今日、生きているということを祝福する写真を撮っているのだなと思う」。

東野翠れん
写真家、文筆家、8ミリ撮り。1983年東京生まれ。15歳の頃より本格的に写真を撮り始める。モデルとしての仕事と並行して、雑誌への寄稿、ミュージシャンのCDジャケット写真の撮影など幅広い分野で活動する。著書に『Lumiere』(2005年・扶桑社)、『イスラエルに揺れる』(2011年・リトルモア)、共著に『縷縷日記』(2006年・リトルモア)、『じぶんの学びの見つけ方』(2014年・フィルムアート社)などがある。2017年に東京・神田にあるテラススクエアにて写真展『夢路』を開催。

展示会風景


展示会情報

VACANT
https://www.vacant.vc/

ギャラリー名
VACANT
住所
東京都渋谷区神宮前3-20-13
開館時間
12:00〜20:00(9月18日、25日休館)
入場料:500円
アクセス
東京メトロ 千代田線 明治神宮前駅 徒歩5分
東京メトロ 千代田線・銀座線・半蔵門線 表参道駅 徒歩10分