「DESIGNWORKS 銀座」において「DESIGNWORKS GINZA meets ARTS」と題し、様々なアーティストとの空間コラボレーションイベントがスタートする。第1回として、アーティスト 渡邊英弘氏による「Shades of Time」展が開催される。

DESIGNWORKS(デザインワークス)は、アバハウスインターナショナルが展開するセレクトショップ。ロンドンでスタートした1995年から一貫して、クラシック&モダンなエレガンスを感じさせるスタイリングを提案。銀座店はメンズの旗艦店として2018年9月28日にオープンした店舗。

紹介文
デジタルとフィジカルが重なり合って現実 / 体験 / 記憶を作り、ジオグラフィックな距離感とテクノロジーでもたらされる遠近感が完全に溶け合っている現代社会。そこで生きる人間たちの揺れ動くアイデンティティから生まれるヴィジョンをテーマに、さまざまな創作活動を続けているのが渡邊英弘氏です。
彼の作品群は、同時代感覚への鋭い視座で構想され、洗練されたスタイリッシュなアウトプットに仕上げられています。名前の分からない都市の俯瞰写真、白く塗られた航空機やモックアップのようにビルが林立するシティスケープなど、国や地域を超えて現代人がユニバーサルに感受できる図像と、そこから派生した立体表現には、覚めた批評性とともに、立ち戻りたくなるような「未来への郷愁」とも言えるイマジネーションも滲んでおり、クリスティーズなどのオークションや、Art Baselなど国際アートフェアでも高い評価を得てきました。

本展は、1996年に彼が米国留学から帰国して以降、現在までに創り上げ様々な場所で発表されてきた彼の代表作「Shades of Time」シリーズを今の時点でセレクトし直すものです。タイトルは、今までの時間の流れを受けて新しい別の時間へ移行する、そんな時代と自分の、帳(垂れ絹)のように柔らかい現在地点を言い表しているもの。写真とCGによる合成図像、フォトレタッチ作品を中心に、「DESIGNWORKS 銀座」のスペースに合わせた大小約10点の作品を展示いたします。多様に見える創作の全体像の中に、渡邊氏の一貫したアイデンティティ、比類のない魅力を見出していただけることでしょう。

渡邊英弘
1966年、東京生まれ。'89年より創作活動を本格的に開始。'92年にThe University of the Arts (Philadelphia College of Art and Design) へ留学し、'96年に帰国後、個展「フローティング・シティ」(レントゲン・クンストラウム)を開いて話題に。その後、東京をベースに「Shades of Time 時間の帳(とばり)」展(2011年、代官山・GALLERY SPEAK FOR)など、国内外の個展やグループ展で作品を発表している。社会と人間の変容を見据えた創作は海外のアートフェアでの評価も高い。様々な企業のためのCI、ビジュアルディレクションも数多く手がけている。埼玉工業大学非常勤講師。
http://www.hwatanabe.jp/
 

展示会風景


展示会情報

企画・問合せ先:合資会社サブライム / GALLERY SPEAK FOR
http://www.galleryspeakfor.com

ギャラリー名
DESIGNWORKS 銀座
住所
東京都中央区銀座6-5-15
銀座能楽堂ビル1階
開館時間
11:00~20:00 会期中無休
アクセス
東京メトロ 銀座駅 徒歩4分