笹口悦民写真展「二人の間に存在する花 -"Flowers" between us.- 」が、ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道で開催される。

ピクトリコが表参道にオープンしたショップ&ギャラリーのスタート記念企画展(http://old.shooting-mag.jp/news/news/01386.html)の第3弾。本展は、SHOOTING編集長の坂田がプロデュースしている。

紹介文
笹口悦民はファッション・フォトグラファーと呼ばれることもあるが、そうではない。仕事で女性を撮影する機会が多いためそのようにカテゴライズされがちだが、笹口悦民的フィルターを通した女性像にすぎない。
2015年11月から、2016年2月に彫刻の森美術館で開催された「笹口悦民写真展 無言の恍惚」で発表した作品のように、対象が女優でも力士でも風景であっても、笹口が興味を惹かれた被写体に対峙すると、それが緻密で洗練された写真として創出される。そこに被写体の区別はない。

本展は「二人の間に存在する花 -"Flowers" between us.- 」と題し、笹口が約10年間ライフワークとして取り組んでいるシリーズを展示する。
女性の体をキャンバスに見立て、そこに花のビジュアルを映写。撮影者と被写体の間には、妖艶で美しい花々が薄膜フィルターのように介在し、言葉では表せない緊張感が生まれる。
「曖昧な花 Ambiguous Flowers」
「透明な花 Transparent Flowers」
「無意識の花 Oblivion Flowers」

デジタル処理では生まれない「二人の間に存在する花」との関係性、距離感をお楽しみください。

坂田大作(SHOOTING編集長)
 

展示会風景


乳剤が塗布された幅50cmのフィルムに花とモデルの画像を分割して出力。
製品名は「ピクトリコプルーフ 薄手クリアフィルムDC50」。


絵柄の上下20cm部分でカットする。


下地の紙から出力部分のフィルムをゆっくりと剥がしていく。


フィルムをプラスチックの薄い板に両面テープで接着。


固定板の部分に吊り下げ用の穴を3箇所開ける。


ライトのレール部分にフックと針金で吊るして固定。
2枚のフィルムの間を10cmあけることで、モデルの写真に花の写真が透化して、リアルレイヤードな見え方になる。
 

展示会情報

ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道
http://www.pictorico.jp/shop/

ギャラリー名
ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道
住所
東京都渋谷区神宮前4-14-5
Cabina表参道1F
開館時間
営業時間:火〜土 10:00〜19:00
定休日:日・月
アクセス
東京メトロ 表参道駅 徒歩3分