田原桂一写真展「Polaroid & Torse」が、銀座 蔦屋書店で開催されている。

今年急逝された写真家・田原桂一の作品展。今回の展示では、田原さんの代表作である「Polaroid」と「Torse」を展示。田原さんの作品集や展示作品も特別に販売される。

紹介文
「Polaroid」はインスタントカメラ「ポラロイド」で撮影した写真を、田原自身がスクラッチ等の加工を行った作品で、ポラロイドで撮影したものとは思えないほどの巧みに光を捉えた美しい作品です。
「Torse」は彫刻や壁画など石の彫刻作品を撮影し、再度石にプリントするというコンセプチュアルなアート作品となっています。

田原 桂一
1951年京都府生まれ。
写真家である祖父の影響から、中学時代に写真の技術を習得。照明と映像を担当し参加した劇団のヨーロッパ公演に同行し1971年渡仏。そこで出会ったヨーロッパの刺すような鋭い光に衝撃を受けパリにとどまり写真家として活動を始める。1973年から最初のシリーズ「都市」(1973-1974)、「窓」(1973-1981)の制作を開始。パリ国立図書館を始めとする展覧会にて作品を発表し、衝撃的なデビューを飾った。その後、「顔貌」(1978-1987)、「エクラ」(1979-1983)、「ポラロイド」(1984年)などのシリーズを発表。アムステルダム市立美術館、ポンピドゥー国立現代美術館、フランス国立写真センター、ベルギー国立美術館など、フランス国内外の展覧会で発表し、世界的な評価を定着させた。
また、《光》を探究する延長で彫刻や建築とのコラボレーションを行い光の表現領域を拡大。またブランディングコンサルタントとして主にダンヒル、カルティエ、ドン・ペリニヨンなど数多くの広告、企画を手掛けた。2004年に東京都庭園美術館で回顧展『田原桂一 光の彫刻』を開催。近年の主な活動にパリ・ヨーロッパ写真美術館での回顧展『SCULPTEUR DE LUMIÈRE 展』(2014)、チェコ・プラハ国立美術館でダンサー 田中泯を撮影した作品群からなる『Photosynthesis1978-1980』(2017)また現在、原美術館にて同シリーズ日本初公開となる『田原桂一「光合成」with 田中泯』が9月9日から12月24日まで長期にわたり開催中。2017年没。
http://www.keiichi-tahara.com/
 

展示会風景


Polaroid


Polaroid


Torse


Torse
 

展示会情報

銀座 蔦屋書店
https://store.tsite.jp/ginza/

ギャラリー名
銀座 蔦屋書店
住所
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX6F
開館時間
9:00~23:30 不定休
アクセス
東京メトロ 銀座駅 徒歩4分