何だか書く事いっぱいあるな。Part2へ突入〜。

今回のボランティアは「炊き出し&元気になるリラクゼーション企画」だったので、色んなメンバーが集まった。
この企画を作ってくれたSTUDIO DOGのディレクター、木乃村美穂さんを筆頭に制作会社の方、YOGAインストラクター、スタイリスト、カメラマンアシスタント、照明/映像スタッフ、会社員、ストリートパフォーマー、大学生、等々...バラエティに富んだメンバーだった!!

15時から炊き出し開始と同時に、YOGAインストラクターと私ともう一人のメイクさんは「ビューティーリラクゼーション」をする為、5分程離れている横田コミュニティーセンターへ移動〜〜〜。
はたして、被災地の方は「ビューティー企画」なんぞに興味を持ってくれるだろうか? 何かメイクの立場でお役に立つ事があるだろうか? そんな不安がずっとあった。でも、現地に行ってそんな不安は嬉しい事に一気に吹き飛んだ!
なんと、なんと、開始時間から20人を超す沢山の女性陣が集まって来てくれていたのだっ!!!! 中には開始時間1時間前から待っていた人もいたらしい。
私達メイク班は、ローションパック&フェイシャルマッサージとハンドマッサージ&ネイルのサービスをご提供!! またロレアルから化粧品とヘアケアの支給が200個、そして私自身も未使用の化粧品1袋分、持っていった。
「ビューティー企画」を通じて、マッサージをしながら被災者の方とゆっくりお話が出来る事が嬉しい。現地の生の声を聞く事は本当に大事だし貴重なこと。沢山のエモーションを感じた時間だった。

仮設住宅に住んでいる人達は、大事な家族、恋人だけでなく家も身の回りのもの全て失っている。愛する人の写真すら残っていない。着ている洋服も支援物資で届いた物が多い。自分の家がどこら辺に建っていたか、かろうじて分かる程度。そして今生活している仮設住宅は、夏は暑くて、冬はとても冷えるらしい。
でも、どんな状況でも女性は女性なのだ。みんなフェイシャルやネイルをしてあげると顔がパッと明るくなり、笑いが飛び交い、そして行列を作ってまで皆自分の番を待っていてくれた。「ありがとう。また来てね!」「本当に気持ちよかった〜〜」「楽しかった」「疲れがとれたよ」と、身に沁みるお礼の言葉を頂いた。中には「今度はつけまつげもつけてみたい!」と言うチャンレジャーもいた! 女性をキレイにしてあげる事は、こんなにも元気を与えられるのだと、本当に本当に感動しっぱなしだった。18時に終わる予定だったリラクゼーションは、夜の20時まで人が絶えなかった。

岩手のマダム達は元気で明るいですっっ!! そして、本当によく笑う。
もう一つ驚いた事は被災していても、全てを失っても、何一つ文句も言わないのだ。「何か必要な物はありますか?不自由な事は?」と聞いても、皆「特にない」「色々支援して下さっているから十分です」とニコニコ答えてくれる。ただ、炊き出し等を含むボランティアは地区によって、集中する地区と全くボランティアが来てくれない所の差があるらしい。高田は中心地なので、沢山のボランティア活動が繰り広げられているが横田地区の様に少し内陸に入ってしまうとなかなか来ないらしい。なんでも炊き出しは今回が初めてだったとか!!
そして、女性が元気である為のコスメの支援は不足している。やっと彼女達も「化粧をしたい」と言う気持ちになって来たのだ。もっともっと、色々な支援が今後出来るはず、と実感した。
あと、支援物資で送られてくるシャンプーは「リンスinシャンプー」がほとんどで、女子的にはやっぱりシャンプーとリンスを別々に欲しいそう。やっぱりね〜〜。そうだよね〜〜。これが耳にした唯一のリクエスト!!

なんだか、被災地から逆に元気をもらったように感じた。ありがとう、岩手のみなさん!!